第一次産業では、農業、漁業、林業 がバランスよく九州各県に広く分布しており、出荷額も多い。また温暖な気候であるため、熱帯・亜熱帯地域が原産のサツマイモ、マンゴー、ブンタン、バナナなどの生産も行われている。
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第二次産業では、北九州工業地帯を中心に、歴史的に鉄鋼、石炭などの素材産業やエネルギー産業が盛んであった。また、三菱重工業や佐世保重工(長崎県)などの造船業に代表される重工業も盛んであるほか、久留米市ではゴム工業、大牟田市や延岡市などでは化学工業を中心として発展してきた。 また、近年、IT産業の進出により、半導体分野での世界シェアは1割を占めるまでになっており、「シリコンアイランド」と呼ばれている。 さらに最近では、トヨタ自動車・日産自動車・ダイハツ工業・ホンダなど自動車メーカーの工場の立地が進み、濃尾地方に次ぐ国内の自動車製造拠点となり、先に「シリコンアイランド」と呼ばれていた経緯から「カーアイランド」と呼ばれるようになっている(台数ベース世界シェアは1.9%)。
第三次産業では、九州の全産業生産額の過半数を大きく占めている。とりわけ福岡県の全産業に占めるシェアは高く、卸売業は福岡市を中心に九州全域を市場として発展しており、同県の卸売業の年間販売額は全国第4位、九州全体の60.6%を占めるなど、九州における第三次産業の割合の高さの一因となっている。 金融の分野では、都市銀行の店舗は少なく、各県に地方銀行の本店があり、地域に根ざした営業網を展開している。 また、不良債権を抱え、経営困難に陥った地方銀行の救済を目的に、資金力のある地銀による吸収合併が進んでおり、九州管内での業界再編が行われている。情報通信業では、ITソフトウェア関連のサービス業が伸びており、その多くが福岡市内に集積している。